写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。
親番で平和・赤・ドラのイーシャンテンだが、2副露の下家は萬子の染め手っぽい。そんな中で持ってきたのは2萬…。
【答え=2萬】少し麻雀を理解した者なら〝見え見えの染め手〟と思うところが、さらにレベルが上がっていくと、その先が見えてくる。親番の鈴木優(P)が終盤に持ってきた2萬は、萬子の混一色気配を漂わせる堀慎吾(サ)への危険牌。しかし、しっかりと読みを入れた鈴木優は、堂々と2萬をツモ切り。強気に見える選択の裏には冷静な分析があった。
下家の堀が萬子で2つ鳴きを入れ、14巡目の最終手出しが3萬。いかにも混一色、あるいは清一色を目指した手が煮詰まったというような捨て牌だ。とはいえ親番で平和・赤・ドラのイーシャンテンまで来ている鈴木優も、あっさりとは降りられない。「この後、2・5筒や3・6索を引いてテンパイを取るなら、萬子を2枚(1萬→4萬or2萬→赤5萬)切らないといけなかった。索子を切って迂回するケースもあり、1萬か2萬を切ってどちらかの筋で2枚勝負するかの3択でした」。
場を確認すると、役牌の中が生牌、發は1枚見え。堀の手に中や發が内蔵されていても不思議ではない。「1・3・3萬、中・中(or發・發)と持っていたら、1萬を切ってシャンポン待ちにするはず。2萬が当たる場合は、だいたい両面待ち」と読んだ。
さらに「逆に1萬は単騎待ちか、1・1・3萬から3萬を切ってのシャンポン待ちに放銃するパターンが多く、2萬より1萬の方が放銃率が若干高い」と考えていた。「1萬切りで粘った場合に次に切る牌は4萬ですが、自分からは5枚見えの4・7萬は堀さんに4・7萬受けが残っている場合が高く、2萬切り→5萬切りならば7萬がワンチャンスなのもあって、4・7萬受けより5・8萬受けの方が通しやすい」。
赤5萬を自分が抱えていたこともあり、仮に混一色に放銃しても2・5萬待ちの2000点のみという可能性も頭に入れた。「それならば自分の親番イーシャンテンを押しても(リスクと)見合う」と前に出た。
この時、実は堀の手牌にはまだ7筒も残っているイーシャンテン。打点も低く、鈴木優の押しは正解だった。そのままテンパイ連荘に成功し、次局には会心の跳満ツモ。見事なトップへとつなげていた。














