お笑いトリオ「青色1号」が3月10~11日、東京・杉並区の座・高円寺2でトリオ2度目となる単独ライブ「オトコハツライヨ」を開催する。昨年のキングオブコント(KOC)では決勝に進んで4位の好成績を収めたが、それはあくまで世間への“顔見せ”で通過点。バラエティー番組でスベった悔しさを胸に秘め、単独ライブの成功、KOCでの優勝への思いを語った。
青色1号はカミムラ(35)、榎本淳(33)、仮屋そうめん(34)のトリオ。単独ライブは2023年の初開催以来、2度目となる。新ネタ5本を加えた計7本のコントを披露する予定で、仮屋は「あの時(初開催)と違う青色1号を見せたい」と意気込んだ。
男のいざこざ、くだらない人間模様を笑いに落とし込んだコントが真骨頂。ネタ作成の7割をカミムラが担っている。日ごろのイライラや日常で聞こえてきたグチをネタに昇華しているという。ネタ帳に手書きでアイデアを書き込んでいくオールドスタイルだ。
カミムラは「手書きの方が書きやすいんですけど、もう手書きの人は少ないらしいですよね。パソコン広げてコント作ってる人、本当に面白いのか?って思っちゃいますね」と首をひねる。パソコンで作っている芸人を念頭に「KOC決勝に出てからパソコン使いましょう」と“挑発”し、「生意気ですね」と笑った。
KOC決勝進出の反響はやはり大きかった。芸人・お笑いファン間での知名度上昇を実感したといい、ネタ番組だけでなくバラエティー番組への出演機会も徐々に増えてきた。
1月放送のテレビ朝日系「炎のチャレンジャー」では、「8時間耐久ガチンコかくれんぼ」にチャレンジャーとして参戦。タレントの武井壮、元サッカー日本代表でJ2藤枝・槙野智章監督らと共演した。榎本は「テレビで見てた人たちと同じ枠に入り始めたんだとうれしくなりました」とホクホクだ。
バラエティーには苦い思い出もある。テレ朝系「アメトーーク!」の配信番組「アメトーークCLUB」で24年に配信された「太田プロ若手芸人」に出演したが、スベった。番組プロデューサーが事務所の看板タレントの有吉弘行に「太田プロ、ヤバいね」とこぼしたほどだったという。
3人は口々に「つまらなすぎてほぼ出禁です」「番組史上最低回みたいです」「すべてが悪かった」と頭をかいた。
次のKOCで優勝し、成長したところを見せつけたい。
榎本は「映画やドラマで芸人さんが俳優をやるのにあこがれているので、今年のKOCで優勝して、演技をする機会をいただけたら」とニヤリ。カミムラは「KOCで日本一になって、お笑い芸人として世の中に認められたいです」と殊勝に話しつつ、「優勝してグラビアタレントいきたいですね」とグラビアタレントとの交際を夢見る。「日本一になったらさすがにいけるでしょ。『いきたい』って書いといてください」と目をギラつかせて念を押した。
鼻息の荒い2人とは対照的に、仮屋は落ち着いた表情で「もっと人気が出て単独(のチケットが)即完になるように。全国でツアーなどもできるようになれば最高だなと思いますね」と語った。
三者三様の野望を抱えながら単独ライブの成功、KOCでの戴冠に向かって一丸となって笑いに打ち込んでいる。仮屋は「青色1号の歴史に残るライブになります。進化する青色をぜひ見てほしいです」と呼びかけた。
☆あおいろいちごう 3人とも太田プロエンタテインメント学院東京校芸人コース6期生。2017年にカミムラ、榎本のコンビに仮屋が加入し、トリオとして活動開始した。「ABCお笑いグランプリ」で22年に決勝進出、24年に準優勝を果たした。












