J1福岡の塚原真也監督(40)が24日、福岡・雁の巣球技場での公開練習後に取材に応じ、27日のアウェー神戸戦(ノエスタ)に向けて守備の再構築を誓った。明治安田J1百年構想リーグのWESTでここまで1勝2敗、勝ち点2、得失点差マイナス4の最下位10位。指揮官は「今は3、4点取れるチームじゃない」と現状を直視し、まずは無失点を土台に立て直す考えを示した。
開幕から3試合で計5失点。前線と最終ラインの間が間延びし、ボランチ背後やセンターバック前のスペースを使われる場面が目立っている。塚原監督は「ハイプレスに行くのか、構えて守るのか。その基準をもう一度共有した」と明かし、「コンパクトを保つことがキーになる」と守備の原則を再提示した。
練習前には、いずれもDFの田代雅也、上島拓巳、湯澤聖人と意見交換。「監督と選手の感じ方は違うこともある。空気感を共有することが大事」と語り、ピッチ上の基準やトレーニング強度についてすり合わせを行った。塚原監督は「立ち返る場所はある。もう一度そこに戻そうと話した」と原点回帰の姿勢を強調する。
攻撃面では22日の京都戦(サンガS)で相手陣内への侵入回数が少なく、ロングボールに頼る場面も見られた。「ペナルティーエリアに入る回数を増やしたい。ボランチも使いながら背後を突く」と改善点を挙げるが、あくまで守備の安定が前提だ。「勝ちを目指す上で、ゼロで抑える時間をどれだけ延ばせるか」をテーマに掲げる。
「結果が出ない時こそ、スタッフが次のゲームを前向きに提示することが大事」。塚原監督はそう言い切った。WEST最下位という現実を受け止めた上で、まずは守備のベースを取り戻すこと。それが神戸戦での浮上への第一歩となる。












