NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第7回(22日)で、放送中の連続テレビ小説「ばけばけ」を思わせる掛け合いトークが繰り広げられ、同局看板ドラマが共鳴したような形となった。

「豊臣兄弟!」第7回の序盤、主人公・木下小一郎(仲野太賀)の兄である藤吉郎(池松壮亮)と寧々(浜辺美波)の祝言が挙げられた。めでたい宴を前にして新婚夫婦は口論していた。

「言うてない!」と声を張り上げる藤吉郎に、寧々が「言いました!)と強い口調で断言。「言うとらんわ!」「言いました!」と一向に収まらない口ゲンカに、小一郎が仲裁に入る。寧々は藤吉郎について、「私よりもお市様(宮﨑あおい)の方がお好きだと」言ったと主張。藤吉郎は「今日のお寧々は、お市様と比べてもそん色ない美しさだと申したのじゃ」と訴えた。

 この「言った」「言わない」や「〇〇だ」「〇〇でない」との水かけ論争的な言い合いは、「ばけばけ」で定番と化している。

 16日放送された第96回では、トキ(髙石あかり)とともに熊本に引っ越した父の司之介(岡部たかし)が、食卓に出された蓮根が地元名産の辛子蓮根でないことをいぶかる。「熊本の人間はただの蓮根など食べん。穴に必ず辛子を詰めるじゃろ」と断定すると、女中のクマ(夏目透羽)が反論。辛子を必ず「詰める」「詰めません」と繰り返した。

 ドラマ開始当時、トキがしじみ汁を飲んだ後に出す「あ~」の声を巡って、「言うちょった」の司之介と「言うちょりません」のトキが口論するなど、ツッコミVS否定トークはしばしば見られる。それが大河ドラマにも〝波及〟した。