衆院選で自民党が圧勝し、野党は展望が見えずに青息吐息だ。

 公示前167議席から49議席と大激減した中道は野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表が敗戦の責任を取っての辞任を表明。13日に代表選が行われることになったが、立憲と公明出身者の間のミゾは深く、将来的な分裂の懸念は消えていない。

 れいわ新選組は前回の衆院選より比例代表の得票で、213万減らしたことで、8議席から1議席へと惨敗を喫した。山本太郎代表の病気による活動停止や一丁目一番地に掲げる消費税廃止を他党も訴え、埋没したことなどが敗因に挙げられるが、大失速に支援者は納得がいかない。

 チームみらいが11議席と躍進したことで、同じひらがなの「れいわ」と「みらい」と機械の読み間違い説から入れ替え説などがネット上に唱えられたことも拍車をかけ、「れいわ新選組への比例票検証を求める」とする署名活動にまで発展している。

 れいわの品川区議の柳沢聡氏はXに「れいわの票の激減に対して様々な憶測が飛び交っているようです(中略)。公人かつ党の人間が公の場で相当な証拠なくして選挙結果に疑いをかけることは好ましくないとも考えます。まずはしっかりと敗因分析をしたい」と陰謀論にはくみせず、冷静に対処するよう呼びかけている。

 議席ゼロとなった百田尚樹代表率いる日本保守党は、元大王製紙会長の井川意高氏が百田氏のX投稿に疑義を述べ、「一連のポストで日本保守党を応援する気持ちが失せました」「今後邪魔はしないが応援することもない」と決別を表明。百田氏は「失った議席はまた取り返せばいいだけの話。支援者もアンチも大騒ぎするなって」と意に介していないが、大応援団で知られる井川氏の離反に支援者からは心配の声が上がっている。

 多党化が進む一方で少数政党は議席を減らし、高市旋風のショックはしばらく尾を引きそうだ。