米ロック界の大御所で「ザ・ボス」ことブルース・スプリングスティーン(75)が29日、強硬な移民政策を推進する米トランプ政権によるミネアポリスでの暴力的な弾圧へのプロテスト・ソング「ストリーツ・オブ・ミネアポリス」を電撃的にリリースした。米紙ワシントン・ポストが29日、報じた。
ブルースは、連邦捜査官による暴力や、致命的な銃撃事件につながった大規模な移民捜査に対する広範な怒りの中、非常にエモーショナルな曲を発表した。
ミネアポリスでは米移民・税関捜査局(ICE)の職員が7日、ルネー・ニコール・グッドさん(37)を射殺。24日には看護師のアレックス・プレッティさん(37)が連邦捜査員たちとのもみ合いの中で撃ち殺されている。
約4分間の同曲はICE、トランプ氏とその側近、そして大量国外追放要求によって引き起こされた政治的混乱を痛烈に批判している。YouTubeでアップロードされてから約2時間で4万回以上の再生回数を記録した。
ブルースは同曲の中で「彼らは今、法律を守るためにここにいると言っている/しかし彼らは私たちの権利を踏みにじる/もしあなたの肌が黒か茶色なら/目撃したら尋問され、強制送還される可能性がある」と強烈にトランプ氏の政策を糾弾しており、バックコーラスでは「ICEはミネアポリスから出て行け」と歌われている。
またブルースは「「私はこの曲を土曜日に書き、昨日レコーディングし、ミネアポリスの街で行われている国家による暴力的な弾圧への抗議として、今日あなたたちに届けました。この曲を、ミネアポリスの人々、罪なき移民の隣人たち、そしてアレックス・プレッティとレネー・グッドの追悼にささげます。自由であれ」との声明文も発表している。
トランプ氏と政権当局者は当初、グッドさんとプレッティさんの両名が諜報員に危害を加えようとしていたと示唆したが、矛盾する証拠が明らかになり、政治的・文化的スペクトルを越えた非難を受けてその見解を撤回した。
ブルースは「(ホワイトハウス副首席補佐官スティーブン・)ミラー氏と(国土安全保障長官クリスティ・L・)ノーム氏は汚い嘘つきだ」と断罪して、ミネアポリス市民の連帯を呼びかけている。












