ボクシングの帝拳ジムが27日、都内で会見を開き、3月15日に横浜・BUNTAIでWBA世界バンタム級1位ノニト・ドネア(43=フィリピン)と同級4位・増田陸(28=帝拳)が対戦する同級挑戦者決定戦と3大世界戦を行うことを発表した。

 リモートで参加した元世界5階級制覇王者のドネアは、ノンタイトル戦ながらレジェンドとして世界戦を押しのけてメインイベントに登場する。2戦連続日本での試合で、昨年12月に行った前戦は同級王者・堤聖也(角海老宝石)に激闘の末に判定負け。試合間隔が約3か月と短く、ダメージの回復具合が気になるところだが「自分自身の強さの一つに回復の早さがある。常に健康であることも恵まれているが、しっかり回復できている。トップ選手と戦ってきた経験もあるので、それも生かして回復に努めている」と衰え知らすの回復力をアピールした。

 43歳の高齢で連敗となると進退も気になるところだが「自分自身は戦い続けるというマインドでいる。リングの中にいたい。その思いが一番強い」と現役へのこだわりは強い。対戦相手の増田については「とても強い選手と認識している」と話し、「だからこそ、エキサイティングな試合が見せられると思う」と意気込みを示した。

 一方の増田は9勝(8KO)1敗の戦績を残す帝拳ジムのホープ。ドネア―堤戦は会場で観戦したといい「ドネア選手の年齢についての意見が多かったですけど、予想を覆す、ここまでいい動きをするんだという印象と、パンチのタイミング、特に左フックはフィリピーノ・フラッシュ(ドネアの愛称)健在と感じました」と感想を語った。

 世界に王手をかけるレジェンド超えに「非常にワクワクしています。強い選手を相手にどれだけ自分を高められるかにかかってくると思うので、その点も含めて自分自身に期待をしています。この試合をクリアして世界へコマを進められるよう、自分の仕事に集中して取り組んでいきたい」と闘志を燃やした。

 3大世界戦はWBA世界ミニマム級王者・松本流星(27=帝拳)に同級4位・高田勇仁(27=ライオンズ)が挑戦、WBC世界ライトフライ級王者ノックアウトCPフレッシュマート(35=タイ)に同級3位・岩田翔吉(29=帝拳)が挑戦、WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(27=米国)に同級11位・飯村樹輝弥(28=角海老宝石)が挑戦する。

 この興行はU―NEXTが生配信する。