元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が21日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演。安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也被告の判決内容について言及した。

 2022年に安倍元首相を銃撃し、殺人などの罪に問われた山上被告の裁判員裁判の判決でこの日、奈良地裁は検察の求刑通り「無期懲役」を言い渡した。

 求刑通りの判決になったと聞いた橋下氏は「法律的には妥当だと思います」と切り出し、こう説明した。

「世間的には強い主張が両極端に分かれていた。『民主主義に対するテロだ。死刑だ』という声がある一方で、もう一方では『被告の生い立ちからすると非常に情状をくむべき事情がある』と。判決では、検察が『民主主義に対するテロではない』ということで死刑ではなく無期求刑だった。そして『被告の生い立ちの部分では、直接刑を減するものではない』という裁判所の判断だったと思います」

 山上被告は、自身の母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の献金をしたことで家庭が崩壊し、教団に近い安倍元首相を狙ったと証言した。

 これについては「安倍さんは攻撃を受ける対象としては、まったく無関係ですから。昭恵さん含めてご遺族からすれば『どんな事情があれ関係ない』。生い立ちは関係ないというところが法律の評価で、妥当だと思います」と繰り返した。

 そして今回の裁判員裁判を「極めて冷静に協議が行われたと思います。裁判官のもとで市民の裁判官のみなさんがしっかりと判断されたと思います」と高く評価した。