今年のクリスマスシーズンも新たな記録を打ち立てたマライア・キャリーの名曲「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」だが、同曲の歌詞が盗用だとして米カントリー歌手が著作権侵害で訴えた訴訟は、裁判所が訴えを棄却したことでマライア側の勝訴が確定した。米メディアが28日報じた。
ヴィンス・ヴァンスのステージ名で活動する歌手アンディ・ストーンは2023年11月、1994年リリースのマライアの同曲が、自身が1989年に同名のタイトルで発表した楽曲の著作権侵害だとしてロサンゼルスの連邦裁判所に提訴した。
原告側の弁護士ダグラス・M・シュミット氏は、「両方の曲を見れば、歌詞の約50%が同じで、(構成が)ほぼ同じ順序になっている」と主張。2000万ドル(約31億円)以上の損害賠償を求めていた。
だが裁判所は、「2つの楽曲が類似しているとする主張だけでは著作権侵害だとする立証責任を果たしていない」と説明。専門家の証言を引用し、両方の曲は、これまでも多く存在する「クリスマスソングの決まり文句を共有しているだけ」と判断した。
そのため、裁判所は原告の訴えを棄却し、マライア側に対して裁判費用などを含め賠償金9万2000ドル(約1440万円)の支払いを命じた。
マライアの「恋人たちのクリスマス」は今月22日のシングルチャート「Billboard Hot 100」で通算21週目の1位を記録。1990年の「ヴィジョン・オブ・ラヴ」で初の首位に輝いて以来、マライアはこれまで19曲の同チャート1位の合計が100週となり、前代未聞の新記録となった。












