WBA世界バンタム級王座統一戦(17日、両国国技館)で、正規王者・堤聖也(29=角海老宝石)に1―2の判定で敗れた暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)のトレーナーであるレイチェル夫人が、判定に異を唱えた。

 ドネアは4ラウンドに右の連打で堤をぐらつかせるなど、年齢を感じさせないキレのいい強打を繰り出して優位に試合を進めたが、気持ちを前面に押し出して前に出るタフな堤に追い上げられ、あと一歩及ばず敗北。試合後、勝敗の分かれ目を問われたドネアは返答を避け、夫人に回答を任せた。

 夫人は「採点で117―111(堤勝利)とつけたジャッジがいた」と指摘。この日のWBA世界ライトフライ級王者・高見亨介(帝拳)も同じくWBO同級王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)に1―2の判定負けし、1者が117―111(サンティアゴ勝利)と採点したことを持ち出し、「堤選手はスポットでいいパンチを当てていたが、自分たちのパンチの方が数多く当たっていたと思う。ジャッジの皆さまにはいつも感謝しているし、われわれのスポーツを支えてくれていると思うが、今日に関してはわれわれにリスペクトがなかった」と主張した。