俳優・佐藤浩市が12日、ニッポン放送のラジオ番組「黒木瞳のあさナビ」にゲスト出演し、父の故三国連太郎さんとの思い出を語った。

 パーソナリティーの女優・黒木瞳が「父親としての三国さんっていうのは」と聞くと、佐藤は「父親として見たことがないんで。結局、役者の先輩後輩として」と答えた。

 三国さんは、佐藤が小学5年の時に母親と離婚したという。「その後、年に何回か。お小遣いも欲しかったし、会いに行った時には結局、必ず〝映画デート〟なんですよ」

 中学1年の時、三国さんに「今日、何見たい?」と聞かれた際、佐藤は「ポセイドン・アドベンチャー」と答えた。同作はパニック映画ブームの先駆けとなった大ヒット作品だが、それを見たいという佐藤に対し三国さんはバカにするような反応だったという。

 佐藤は「エンターテインメントよりはひと癖もふた癖もあるような映画を一緒に見たいっていう、そういうところがあったんですけど、僕は小学校6年生とか中学1年生ですからね」と苦笑した。

 そのため独立プロの作品などを一緒に見たそうで、「終わってから喫茶店でコーヒー飲みながら映画の話。ホント、そういうふうな会話だけだったんですよね」と話していた。

 ただ三国さんは、佐藤が俳優になってからは気にかけていた様子。「三国の奥さまに聞くと、実は(佐藤の出演作品は)全部見てるんだけど、『僕、あれ見てないんだ。ゴメンね~』とか。そういう言い方をすることもありましたし…。ちょっとこう作品としても僕の芝居としても、いかがなものかと思ったものに関しては『見てない』。良かったものに関しては『あれ見たよ』って言って話をするっていう。そういうところはありましたね」と父との想い出を振り返っていた。