AKB48が8日、劇場オープン20周年を迎え「AKB48劇場20周年特別記念公演」を行った。前田敦子、大島優子らOGが出演した日本武道館公演は応募殺到で即完売したが、課題は現メンバーの成長だ。秋元康総合プロデューサーが指原莉乃にAKB楽曲の作詞を電撃オファーするなど、30周年を見据えて動き出す中、現メンバーに求められるものとは――。

 この日、20周年を迎えたAKB48。公演のアンコールでは、前田、高橋みなみ、小嶋陽菜ら1期生17人も集結し、現メンバーと一緒に「桜の花びらたち」を歌唱した。

 公演前には、秋元氏が劇場を訪れ、高橋、指原と現役メンバーの倉野尾成美、小栗有以、伊藤百花とともに報道陣の取材に対応。その中で秋元氏は、日本レコード大賞「作詞賞」に輝いた指原にAKB48楽曲の作詞をオファーした。

 グループは4日から7日まで行われた日本武道館では4日間6公演で4万8000人を動員。だが、現役、OGら242人が出演したコンサート中、指原が現役メンバーの印象について「良い子すぎる」と発言する場面があった。

現役AKB(後方)に秋元康氏(中)、指原(右)から注文が…(©AKB48)
現役AKB(後方)に秋元康氏(中)、指原(右)から注文が…(©AKB48)

 そのことについて報道陣から問われた指原は「もっと〝私たちについてこい!〟くらい強気でいてほしい。グループとしてのギラギラ感はあるから、あとは個々の性格にギラギラ感が出れば、もっとグループとして熱くなる」とその真意を明かした。

 また、秋元氏も「言われたことだけをやるんじゃなくて、自分たちで提案できる強さを持ってほしい。AKBらしさっていうのが一番危険で一番良くない。AKBらしさをずっと踏襲してたら、変わらない。『私たちがAKBらしさなんです』と思えばいい」と指摘。

 これに対し、センター経験者の小栗は「〝今のAKBとあのころのAKBの違い〟をステージに立って肌で感じた。前田さんら卒業生の皆さんもいろんな思いで、今回ステージに立ってくださったと思うので…」と話すと目からは涙。続けて「卒業生の皆さんと一緒にできた経験を絶対にムダにせずに力に変えたい」と誓った。

「今のAKBメンバーは2014年以来となる東京ドーム公演実現を目標に掲げている。即完売した武道館公演は合計で10万近い応募が殺到し、関係各所から『東京ドームでやればよかった』という声が漏れたほど。ただ、それは前田や大島らOG効果があったから。現役時代さながらのパフォーマンスで魅了したOGたちは、すでに『30年で会えたら』と言い合っている。グループの存続は今のメンバーの頑張りにかかっている」(芸能プロ関係者)

 AKB48は来年2月5日に67thシングルを発売し、4月に東京・代々木競技場第一体育館で3日間公演を行うことが発表済み。OGに頼らない東京ドーム公演を実現させるためにも、死に物狂いで個性を発揮するしかない。