小型犬に多い疾患は…
小島 私自身の悩みから立ち上げたハーネスブランドですが、同じようにワンチャンの咳に悩む飼い主さんが多いことを知りました。「LOU LOU」のハーネスを通じて〝やさしいものを選ぶ〟選択肢を広めたいと思っています。ところで、気管虚脱以外で、小型犬に多い疾患って何でしょう?
林先生 パテラ(膝蓋骨脱臼)という病気で、後ろ足の膝のお皿が正常な位置からずれてしまうもの。遺伝的なものも大きいのですが、スキップするように歩くようになったら注意が必要です。
小島 聞いたことあります。私の友達のワンチャンはそれでダイエット中。やっぱり関節に負担をかけないって意味では日頃から太らないことも大切ですよね?
林先生 その通りです。小型犬は肥満に気づきにくいですし、体重で考えたら小型犬にとってはちょっとした一口のおやつが人間にとってのハンバーガーくらいになるわけです。ペットイベントの後なんかはおやつの試食で食べ過ぎて体調が悪いなんて子も病院に来ます。イヌは割と丸飲みで食べることが多く、満腹中枢に「満腹」という信号が届く前に食事を終えてしまうため、満足感を得にくいと言われています。なのでゆっくり食べるためのリックマットという入れ物なんかもあります。
小島 シュクルが時間をかけて食べる子で良かったです。
林先生 あとはイヌにも食物アレルギーがあるので心配だったら一度チェックしておくと、フード選びの参考になりますよ。
イヌもサングラスをしたほうがいい理由
小島 洋服一体型ハーネスを見てもらってもいいですか?
林先生 もちろんです。まず、伸縮性のある生地を使っているのがワンチャン想いだと思います。
小島 ぴったりフィットすること、動きやすいことが両立できるよう立体裁断の型紙で職人さんに一着ずつ仕上げてもらっているんです。
林先生 抱っこするように胸から支える設計もいいと思います。生地にも特徴がありそうですね?
小島 秋冬用の裏地にはテラヘルツ鉱石を粉末にして練りこんだ特別な繊維を使用していてポカポカになるんです。夏用は逆にクール素材を使って、防虫抗菌消臭UVカットにしています。
林先生 それはすごい高機能ですね! 最近になってワンチャンが暑い地面からの輻射熱で熱中症になることが知られるようになりましたが、実は夏も冬も紫外線(UV)は無視できなくなっています。被毛が短い犬種だと乾燥肌や白内障のリスクがあります。
小島 人間だけじゃなくワンチャンもサングラスする時代ですよね。
林先生 そう。イヌには毛が生えていますけど皮膚の薄さでいうと実はヒトの新生児と同じくらいと言われています。
小島 「LOU LOU」の企業理念は「ちいさな命に、確かなやさしさを。」なので、これからもそうしたハーネスを作っていけるように頑張ります。
☆こじま・みなみ 1992年12月14日、神奈川県生まれ。2011年にAVデビュー。24年11月にハーネスブランド「LOU LOU」を設立。「X」は【@kojima373】。
☆はやし・みさえ 埼玉県出身。父も獣医師だったので幼い頃から動物と過ごす。大学卒業後、勤務医を経て2018年に往診専門の「chicoどうぶつ診療所」、24年に父の動物病院を継承し、北海道に「CHICOどうぶつ病院」を開設。














