レスリング女子50キロ級で五輪2大会連続メダルの須崎優衣(26=キッツ)は、過去2大会と同じ階級で2028年ロス五輪に挑む。

 日本レスリング協会は5日、天皇杯全日本選手権(18~21日=東京・駒沢体育館、東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)へ向けて都内で会見を行った。

 須崎はパリ五輪後の今季は53キロで試合に出場していた。2日に行われた大会前のオンライン取材では「一番の目標はロス五輪で金メダルを奪還すること。その目標に一番合っていると思った方を選んだ」と、ロス五輪を見据えて階級を設定していた。4日の協会の発表では50キロ級にエントリー。優勝した東京五輪、3位で終えたパリ五輪と同じ階級で、再び頂点を目指す。

 金浜良女子強化委員長は「(須崎が)アジア大会、ロス五輪をどちらの階級で目指すのか悩んでいるのは聞いていた。今回50キロ級にエントリーをしたので、減量も含め、どのような調整をして、勝てるか勝てないのか。若い選手も伸びてきているので、その戦いが非常に面白いと思う」と同階級の行方に注目する。

 さらに「私はパリ五輪の(須崎の)敗因の一つに、減量面も少しあると思っていた。パリ五輪から階級を上げてスムーズにいけば良いが(9月の)国スポ(国民スポーツ大会)で53キロ級に出て負けた経験も含め、あそこで腹をくくって、再び50キロ級でやろうと思ったのでは。またどれくらい戦えるのか試し、時間をかけて調整していくと思う」と元五輪女王の意図を推察した。