元K―1世界3階級制覇王者の武尊(34)が、自身の引退試合で因縁の相手にリベンジを誓った。

 武尊はONE173(16日、東京・有明アリーナ)で、デニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)に2ラウンド(R)TKO勝利。そして試合後に、3月に1RKO負けを喫したロッタン・ジットムアンノン(タイ)との再戦を最後に、現役を引退することを表明した。

 武尊は18日、都内で会見に臨み「今回の試合で負けていたら、もう(現役を)終わりにするつもりだったので。勝ったのでファンの人にも、これがラストだと思って見てもらえる試合ができる」と納得の表情を見せた。

 その上で「次は全部出し切って、体が壊れてでも勝てばいいと思っている。それぐらいの気持ちで、過去最高で過去最強の体を作って、最後の試合を必ず勝って終わりたい」と拳を握った。

 16日の大会後の会見でチャトリ・シットヨートンCEOは、4月29日に有明アリーナで開催予定の「ONE175」で、2人の試合を実現させたい意向を示していた。

 この日、武尊はピューリック戦の1Rに右ストレートで2度目のダウンを奪った際に、右手親指を負傷したことを明かした。「(骨に)ヒビが入っちゃって。結構痛くて、2Rは我慢して殴りましたけど。試合中は自分の体を壊してでも、倒す気持ちでやっているので」と説明し「結構すぐ治りそうなので、次の試合は全然大丈夫」と強調した。