元UFCミドル級王者でPRIDEなどで活躍した元総合格闘家のヴァンダレイ・シウバ(49=ブラジル)と因縁を抱えていた元ボクシング世界2階級制覇王者アセリノ・フレイタス(ブラジル)が、シウバとの和解を明かした。

 9月末にブラジル・サンパウロで行われたボクシングルールのエキシビションマッチで両者は対戦。しかし、シウバが3度の頭突きで反則負けすると、両陣営が10人以上リングに入り乱れての大乱闘に発展した。シウバは頭部にパンチを受けるなどして失神し、大量の血を流したままリングを下りる事態に。その後は担架に乗せられて救急車でサンパウロ市内の病院へ運ばれ、緊急治療室で頭と頸椎のCT検査を受けた。

 大きな異常は見られなかったが、退院後に左目上を縫合。両眼窩底骨折と鼻を4か所骨折した。さらに自身を殴ったのが、対戦相手の息子だったと告白。「これは間違いなく非常に犯罪的な行為であり、あらゆる犯罪行為は司法によって裁かれなければならない」と法的措置に出ると匂わせていた。

 ブラジルメディア「グローボ」によると、フレイタスは同国メディア「Combate」に対し、シウバとの関係は解決したと明かした。「状況は沈静化しており、良好です。大したことでも、小さなことでもありません。正常です。一方は殴られ、もう一方は殴った、仕方ないでしょう」と和解を告白。すでに乱闘を冗談交じりに取り上げたファストフード店の広告キャンペーンに参加したという。

 フレイタスは「私たちの関係は正常です。少し話しましたが、何かを揺るがすような、あるいは何かを変えるようなことは何もありません。大丈夫です」と強調。両者納得の和解のようだ。