【東スポ音楽館】演歌歌手・多岐川舞子が今月22日にリリースしたシングルが「お別れメランコリー」(作詞・日野浦かなで/作曲・徳久広司)だ。この楽曲は今年3月に亡くなった父親との思い出の一曲でもあるという。
――新曲はどんな作品ですか
多岐川「男女の別れを歌っている楽曲です。着物を着ながらアルトサックスを吹くというスタイルを前作『京都 別れ雨』でやっていたのですが、カップリングで作られていたものだったので、表題曲としてサックスをフィーチャーできる楽曲が欲しくて、今年1月から徳久先生にお願いして作っていただきました」
――サックスはいつごろから
多岐川「15周年を迎えた2003年ごろからです。ギターやピアノをやっていて、次に何をしようかと考えたときに、サックスが思い浮かんで。実際に吹いてみると、意外ときれいな音が鳴って、そこから始めました」
――お父さんとの思い出になった一曲でもある
多岐川「この曲は徳久先生に4曲作ってもらった中の1曲なんですが、それぞれ仮歌でデモテープを作ったんです。そのころ、父の調子が良くないってことで、出来上がったデモテープを持って京都の実家に戻り、父が話せるうちにと、ベッドで聞いてもらったんです。1曲目が『お別れメランコリー』で、お父さんが『いいな!』って言ってくれて。『もっと突き抜ける声でな』ってアドバイスもくれました。そのときは4曲全部、聞いてくれました」
――お父さんと共有できた最後の曲でもある
多岐川「入院した時には、かなり悪い状態でしたので。徳久先生はタイトルを『思い出メランコリー』に変えようかと言ってくださったのですが、私にとっても父とお別れにもなったので『お別れメランコリー』のままにしました。男女の別れの曲ですが、日野浦先生に父との思いも歌詞に入れていただきました」
――どの辺のあたりがお父さんの思い出ですか
多岐川「2番の歌詞に『真夜中の電話 優しい言葉が』とあるのですが、本当によく電話をかけてきてくれました。この歌を歌うと、本当にお父さんの顔が浮かんでくる。すごく激しい歌ではあるんですが、思いの詰まっている一曲になりました」
――11月28日には東京・新宿の「ガルロチ」でバースデーコンサートを行う
多岐川「演歌も歌いますが、4人のバンドメンバーを入れたいなって思っています。私もこの曲ではサックスを吹きながらですので、臨場感あふれるステージにできればなって思っています」












