NHKは20日、大河ドラマや連続テレビ小説など、過去に放送した人気コンテンツ計19作品を米動画配信大手・Netflix(ネットフリックス)で順次配信すると発表した。

 6月22日からの第1弾では、俳優の岡田准一が主演した大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年)や、連続テレビ小説「まんぷく」(18年)など6作品の配信がスタートする。今回の試みは、ネトフリ側からの強い要望に応じた形で実現したという。

 数ある配信ラインアップの中でも、特に国内外のエンタメ業界から熱い視線を浴びているのが「軍師官兵衛」だ。

 本作は、戦国時代の天才軍師・黒田官兵衛の生涯を描き、岡田が主人公の官兵衛を熱演。全話の平均視聴率15・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録した名作だ。

 芸能関係者は、本作における岡田の圧倒的な表現力をこう振り返る。

「織田信長の死を知った際、不敵にほくそ笑むといったダークな一面など、岡田さんの演技力が大きな話題を呼びました。このクオリティーの作品が世界へ向けて配信されるとなれば、岡田さんの役者としての底力を世界に知らしめる契機になるはず」

 さらに、今回の世界配信は岡田の最新の活躍とも絶妙なタイミングで合致している。

 岡田が主演だけでなくプロデューサーやアクションプランナーまで兼任したネトフリのオリジナル作品「イクサガミ」は、北米の権威ある映画・テレビ批評家賞「Critics Choice Awards(クリティクス・チョイス・アワード)」の最優秀外国語シリーズ部門にノミネートされる快挙を成し遂げた。

 前出の芸能関係者は「受賞こそ逃したものの、すでに『イクサガミ』はシーズン2の制作が発表されており、海外での注目度は高い。このタイミングに『軍師官兵衛』の世界配信が重なることで、相乗効果による〝岡田フィーバー〟が世界中で巻き起こる可能性もある」と期待を寄せる。

 かねて卓越した身体能力とアクション技術は「世界に通用する」と評価されてきた岡田。日本の公共放送が誇る大河ドラマの看板を背負い、一気に世界のトップ舞台へと躍り出る瞬間が近づいている。