伝説的ロックバンド「T-BOLAN」が、8月10日に東京・日本武道館でラストライブを行い、同日をもって解散する。ボーカルの森友嵐士がこのほど、取材に応じ、心境を語った。

 T-BOLANは1991年にデビュー。「離したくはない」「Bye for Now」など数々のヒット曲を生んだ。

 しかし、99年には森友が心因性発声障害を患い、解散。12年に再結成を遂げたが、ベースの上野博文が15年にはくも膜下出血を、昨年にはステージ4の肺がんを患うなど、数々の困難があった。しかし、それを乗り越えて17年に完全復活。昨年9月に47都道府県を巡るラストツアーを始め、そのファイナルとして、8月10日に日本武道館公演を行う。

 森友は、ツアーについて「実際にライブで会えた人の数はすごく少ないから、皆と会えるチャンスを作りたかった」という。「この年齢になって、上野の現状や俺の体調のこともあるし、いつ何があるかは本当にわからない。でも、今なら47都道府県行ける」と力を込めた。

 改めて「今回復活した一番の目的は、あの頃俺たちの音楽を愛してくれた皆との再会。これは絶対に果たしたい」と語った。

 そして、日本武道館公演について「T-BOLANとしてライブするのは、ここが最後」とキッパリ。「ファンの皆にも『悔いのないように、自分の思うことを、存分に生き切ってほしい』というメッセージは深くあります」と明かした。

 ここまで精力的に活動する理由は「ライブが最高の場所だから」。「僕らの人生の中で、ライブを超えるような瞬間はない」と笑顔を見せ、今後の音楽活動については「武道館で発表します。キーワードは〝継承〟です」と語った。