伝説的ロックバンド「T-BOLAN」が、8月10日に東京・日本武道館でラストライブを行い、同日をもって解散する。ボーカルの森友嵐士がこのほど、取材に応じ、メンバーへの思いを語った。
T―BOLANは、ボーカルの森本、ドラムの青木和義、ギターの五味孝氏、ベースの上野博文からなるロックバンド。1991年にデビューした。
数々のヒット曲を生み出す中、森友は99年に心因性発声障害を、上野は15年にはくも膜下出血、昨年にはステージ4の肺がんを患うなど、数々の困難があった。
森友は、上野が倒れた時「状態は本当に良くなかったが、命がある事、こうやって会える事が奇跡だと思った」。それから「上野には残りの人生の時間を、本当にやりたいことだけで使ってほしいという気持ちがあった。そこで『何がしたい?』と聞いたら、彼は『ライブ』と答えた」という。
そこからラストツアーが始動。「彼の病気にとっても、皆からの声援や拍手が、何よりの力になる。実際は完全な姿ではないけど、ステージに立ちたいという気持ちが、生きる力になっているんだろう」と話した。
また、現在活動休止中の青木についても言及。「青木との出会いが、この道をつくった。今リアルなステージにいないけど、俺たちの後ろには笑っている青木がいる。4人で1つという思いは今も変わらない」と強調した。
メンバー同士の関係を「青木は太陽、上野は月、五味はサーベルで、僕はナイフ」と説明。「五味はステージの中で、俺と対立するぐらいでいい。それで、太陽の青木の横で、上野はリズム隊として光を互いに管理し合う。これがT-BOLANの位置関係」と笑顔を見せた。
改めて「「みんな決して演奏がうまいバンドじゃないです。でも、俺が描くバンドの像としてはこの4人が最高。この4人じゃなきゃダメなんです」と関係の深さを語った。












