まさに異例の人事だ。米各メディアは22日(日本時間23日)、「ジャイアンツは歴史的な動きでテネシー大のトニー・ビテロを新監督に任命」と一斉に報じた。

 47歳のビテロ氏は、プロレベルでの経験がないまま、大学コーチから直接MLB監督に転向した初の人物となった。ビテロ氏は「ジャイアンツのファンが誇りに思えるような文化を築くために仕事を始めるのが待ちきれない」と意気込みを語った。

 テネシー大を強豪に育てたビテロ氏の起用についてジャイアンツのバスター・ポージー球団事業部長は「トニーをジャイアンツファミリーに迎えることができ、大変うれしく思います。トニーは、今日の大学野球界で最も賢く、革新的で、そして最も尊敬されているコーチの一人です。候補者選びにおいて、トニーのリーダーシップ、競争心、そして選手育成への献身が際立っていました。強く結束力のあるチームを築く彼の能力と、野球への情熱は、まさにジャイアンツの価値観と合致しています」と説明した。

 ビテロ氏はテネシーボランティアーズを24年のカレッジワールドシリーズで優勝に導いた。その前にはタイガース、TCU、アーカンソーでアシスタントとして働いた経歴を持つ。

クビになったジャイアンツ前監督(ロイター)
クビになったジャイアンツ前監督(ロイター)

 ジャイアンツは就任2年目のメルビン監督を成績不振により解雇した。果たしてアマチュアの名将はメジャーの舞台で結果を残せるか。