ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と世界スーパーミドル級4団体統一王者テレンス・クロフォード(米国)を巡って〝MVP論争〟が勃発しそうな雲行きだ。
米格闘技専門サイト「BLOODY ELBOW」は「テレンス・クロフォードは、今後の1試合の結果次第で、歴史的な『年間最優秀選手賞』を逃す可能性がある」と題する記事を掲載した。
米専門誌「ザ・リング」が定める「ファイター・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)」はボクシング界で最も権威ある年間表彰の一つ。昨年は世界ヘビー級4団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が2度目の受賞、一昨年は井上が日本選手で初めて受賞した一方で、これまでクロフォードは同賞を手にしていない。
同記事は「クロフォードは先月、間違いなく2025年最大の勝利を収めた。ラスベガスのアリジェント・スタジアムで〝カネロ〟アルバレスを破り、スーパーミドル級の統一王者となった」としながらも「彼が『年間最優秀選手賞』をすでに手中に収めたように見えるかもしれないが、今後の1試合がその地位を脅かす可能性がある」と記した。
その上で「クロフォードの勝利は今年のボクシング界最大の瞬間だったが、彼が2025年に戦ったのはこの1試合だけだ。一方、リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP)3位の井上尚弥は、はるかに活発な活動を続けている」「井上は12月27日にリヤドでアラン・ピカソ戦を予定しており、1年で4連勝を達成すれば、クロフォードにとって強力なライバルとなる可能性がある」と指摘した。
井上が12月の試合で圧倒的なパフォーマンスを見せれば、年間MVPを巡る議論も熱を帯びることになりそうだ。













