13日に終了した大阪・関西万博は一般来場者数が2500万人を突破した。大阪に大きな注目が集まった中、大阪の不気味な宿泊施設を取り扱ったノンフィクション「大阪 不気味な宿」(青志社・10月16日発売)が刊行される。
同書は、精神病棟近くに建つ〝狂ったラブホテル〟から、性に解放的な人々が集まる〝西成の宿〟まで、大阪の宿にまつわる心霊、都市伝説、怪しいウワサなどを徹底取材したもの。
同書編集部は「情報の時代になって、旅はどんどんつまらなくなった。安全で、快適で、そして退屈。そんな宿、記憶にすら残らない。だからこそ、不気味がいい。不気味には未知がある。安全すぎる旅に飽きた人なら、分かるはずだ。少し陰った路地の奥に、一晩で人生がわずかに歪む宿があることを」と語る。
あべのハルカスから徒歩15分のあいりん地区のど真ん中にある1泊500円のボロアパートの宿は、トイレとキッチンは共同、風呂なしで、二畳一間で窓付きか、三畳一間で窓なしを選べる。しかも、鍵は別料金という〝西成のドヤ〟独自のシステム。薄い壁ときしむ廊下で、「音を立てたら殺す」という雰囲気の宿には、謎の長期宿泊客や覚醒剤乱用客などが巣くっていた。
他にも精神病棟近くのラブホでの狂ったラブホノートと怪現象、西成のハッテンバ映画館でのオールナイト上映、治外法権の乱れっぷりのインバウンドだらけの男女相部屋ゲストハウス、最強心霊スポット「ほととぎす旅館」、刑場跡に建つカプセルホテル、〝ミナミの九龍城〟などなどが体験・紹介されている。
前出の編集部は、不気味な宿の見つけ方をこう説明する。
「まず、SNSの画像検索だ。検索ワードに『廃虚』『危ない』『ボロボロ』『誰もいない』『幽霊』など、不気味の香りが鼻孔をくすぐる単語を投入する。宿そのものは直接ヒットしないが、その周辺エリアをのぞいてみれば、高確率で不気味な宿に行き当たる。次に、中心地から外れた〝泊まれる場所〟に目を付ける。24時間営業のジム、スーパーの休憩所、ドライブイン、深夜のファミレス、公共施設、トイレなど…。人が眠り、うっかり夜を過ごしてしまう空間には、不気味がしぶとく息を潜めている。さらに、見るからにヤバそうな雰囲気を放つ飲み屋に足を踏み入れるのだ。不気味を愛する人間は、不気味な宿に帰っていく」
もちろん、自己責任だ。












