ヘンリー王子は英国滞在時の警察による警護を復活させるよう新たな要求をしたが、この行為がチャールズ国王との和解の可能性を台無しにする恐れがあると王室情報筋が明かした。英紙タイムズが12日、報じた。

 王子は内務大臣シャバナ・マフムード氏に手紙を書き、英国の要人警護を統括する「王族・要人警備委員会(ロイヤル・アンド・VIP・エグゼクティブ・コミッティー=Ravec)」に対し「独自の規則を遵守」し、母国滞在中にどのような保護を受けるべきかを決定するためのリスク管理委員会(RMB)を実施するよう再度要請したと報じられた。

 しかし王室の情報筋は「彼の新たな嘆願は国王にとって事態を複雑にしている」と語り「事態は改善しないだろう。元の状態に戻ってしまう」と忠告している。

 ヘンリー王子は9月にクラレンス・ハウスで50分間のお茶会をしながら19か月ぶりに国王と対面した。これは、5月に政府と警護についての法廷闘争に敗れた後、家族との和解を訴えていたことを受けたものだった。 
 先の情報筋は「国王はロビー活動を行うことはできないし、また行うつもりもありません。それは不適切です。国王の代理人は、特に国王自身の家族に関する政策成果を主張することはできません」と指摘している。

 さらには「内務省の監督下にある王族・要人警備委員会における王室代表は、王室メンバーの地位を擁護するためにそこにいるわけではありません。彼らは純粋に王室との連絡係としてそこにいるのです」と語り、王子は米国に移住し、王室の公務から退いているため警護を取り消す決定は「受け入れ難い」という。

 ヘンリー王子は英国訪問中、女性ストーカーが民間警備員によって「ボディブロック」されたことが先日、明らかになった。この人物は、ヘンリー王子に2度にわたり接近しようとしたという。