新日本プロレス7日の千葉・東金アリーナ大会で棚橋弘至(48)が永田裕志(57)との最後のシングルマッチを制した。

 棚橋と永田は2000年代の新日本プロレスのエースの座を争い、数々の激闘を繰り広げてきた。2人がIWGPヘビー級王座戦で初激突したのは、07年4月の大阪大会。この時は永田が王者・棚橋からベルトの奪取に成功。しかし、同年10月の両国大会では棚橋が王座に再び返り咲いている。来年1月4日東京ドーム大会での引退を控える棚橋にとって永田とのラストシングルは、永田の地元・東金で実現した。

 グラウンドの攻防から抜け出した棚橋は、掟破りのナガタロックⅠで流れをつかむ。ドラゴンスクリュー、スリングブレイドで猛攻を仕掛けた。しかし、永田の雪崩式エクスプロイダーを浴びて窮地に陥り、ナガタロックⅡで絞られてしまう。

 それでもバックドロップホールドをボディープレスで切り返して逆転に成功すると、スリングブレイドで攻勢に。コーナー上の攻防からヘッドバットで永田をマットに落下させ、ハイフライアタックを発射。最後は代名詞のハイフライフローで圧殺した。

試合後、永田(左)の「ゼア!」と「愛してま~す」で締めた棚橋
試合後、永田(左)の「ゼア!」と「愛してま~す」で締めた棚橋

 試合後にマイクを握った棚橋は「00年代、本当に僕と永田さんは何度も何度も戦いました。その戦いの日々の中で、僕に足りなかったもの、もっと必要なものを、全部永田さんが教えてくれました。ありがとうございました」と感謝。最後は永田とともに「愛してま~す!」から「ゼァ!」を合体させた決め台詞で大会を締めた。

 この日で棚橋は、引退まで残り119日となった。バックステージでは「もうどんどん日にちのカウントダウンが進んでますが、どの選手が今のチャンピオンのザック(セイバーJr.)を倒すのか。そういう意味で、僕も引退試合の残り1秒まで上を目指しますので、最後まで見ていてください」と笑顔をのぞかせていた。