F1レッドブルの角田裕毅(25)の去就を巡って、後任の有力候補に挙がりながらこれまで昇格に難色を示してきたアイザック・ハジャール(20)が一転して〝承諾〟した。
角田は夏休み明け再開初戦となるオランダ・グランプリ(GP)で9位に入り、8戦ぶりの入賞となった。ただ、これまで続いた低迷を払しょくできるほどの結果ではなく、依然として来季の残留は厳しい状況だ。
そうした中で、角田の後輩で今季レーシングブルズからF1デビューを果たしたハジャールがオランダで大仕事をやってのけた。4番手スタートから一時は同グループの看板スター、マックス・フェルスタッペンを上回るタイムを叩き出して追い詰めるなど衝撃の走りで3位に食い込み、自身初の表彰台に上る快挙を果たしたのだ。
そしてレース後、英スポーツ専門放送局「スカイ」で〝爆弾発言〟が飛び出した。まずハジャールは「僕たちはミスをせず、予想していたよりもずっといい結果になった。スタートで自分のポジションを維持することが目標だった。ここはオーバーテイクが非常に難しいコースだと分かっていたので、賢く行動して、中間セクターでフェラーリの後ろのマシンを止め、第3セクターでプッシュして安全を確保した」とレースを振り返る。「常に奇跡が必要で、(リタイアした)ランド(ノリス)にとっては残念なことだが、それは僕にとっては大きな利益となり、僕にとって初めての表彰台となったんだ」と快挙を喜んだ。
そして同局のリポーターを務めるクレイグ・スレーター氏が最後に「彼ら(レッドブル)はすぐにあなたをトップチームに入れたいと思うだろうが、あなたは今、それに向けてより準備ができていると感じるか?」と今季中の緊急昇格も含め、角田と交代する意思があるのか直球質問。これにハジャールは「僕はどんなことにも準備はできている!」と堂々宣言したのだ。
ハジャールはこれまで、レッドブルで角田が苦戦している様子を目の当たりにして、同様の質問を受けても「準備ができていない」などと難色を示してきた。しかし角田も成し遂げていない表彰台に上り〝角田超え〟を果たしたことで自信を深めたのか、一転してレッドブル入りを〝承諾〟したわけだ。
レッドブルのドライバー問題が進展する怪物ルーキーの発言に衝撃が広がっており、英メディア「GPファンズ」は「F1スターがレッドブルへの大規模な移籍の扉を開く。ハジャールは、オランダGPで初の表彰台を獲得した後、大胆な宣言をした」と報じるなど注目の的となっている。これで角田の残留は風前のともしびとなるのか、去就問題が新たな局面を迎えようとしている。












