F1レッドブルの角田裕毅(25)が、31日に行われたオランダ・グランプリ(GP)決勝で、大乱戦の中で我慢の走りを見せて9位入賞を果たした。

 レースは中盤以降にフェラーリの2台、そして最終盤に2位につけていたランド・ノリス(マクラーレン)とまさかのリタイアが相次ぐ大乱戦となった。

 そうした中で角田は一時、戦略ミスなどもあり15位まで順位を下げたが、そこから粘りの走りを見せてオーバーテイクを見せ、徐々に順位を上げていく。ノリスのリタイア後、ラスト4周でのレース再開後もピエール・ガスリー(アルピーヌ)をきっちり捉えて9位に食い込んだ。

ルーキーイヤーで3位入賞を果たしたハジャール(ロイター)
ルーキーイヤーで3位入賞を果たしたハジャール(ロイター)

 角田にとっては久しぶりの入賞となったが、この日レッドブル・グループ勢で最大のサプライズを起こしたのが姉妹チーム・レーシングブルズのアイザック・ハジャールだ。4番手スタートから驚異のスピードを見せ続け、上位陣と互角以上に渡り合い、一時はレッドブルの大エース、マックス・フェルスタッペンを追い詰める場面も。そしてノリスのリタイアでついに3位へと上がり、ルーキーながら初の表彰台へ上がる大快挙を果たした。

 世界を震かんさせたハジャールの驚走に、国内外のファンからは祝福とともに、角田と代わってレッドブルへの昇格を求める声が沸騰。SNS上では「このレースでは、ハジャールは角田自身よりもマックスのチームメイトという位置づけだ。彼はレッドブルでの地位を勝ち取ったのだろうか」「角田に対して何も非難するつもりはないが、レッドブルは来シーズン、ハジャールにその車でチャンスを与えなければならない」と、来季はハジャールの昇格を熱望する声が続出。

 さらには「今、彼らは角田に代わってハッジャールを昇格させなければならない」とシーズン途中の緊急交代論も再び熱を帯びている。オランダで意地を見せた角田だが、それ以上に弟分のハジャールが特大のインパクトを残す格好となった。