落語家の月亭方正が26日、大阪・国立文楽劇場で開催中の「大阪国際文化芸術プロジェクト『第六回大阪落語祭』」(26~31日)に出演後、取材会に出席した。

 同公演は、大阪府・大阪市・大阪文化芸術事業実行委員会が主催。上方落語を支え続け、今もなお活躍を続ける上方落語界の重鎮が勢ぞろいの上方落語顔見世興行だ。この日の高座では笑福亭喬介が「牛ほめ」、桂米團治が「七段目」、桂文珍が創作落語「A.I.ル問答」、桂南光が「ちりとてちん」、桂文枝の代わりに出演した桂福團治が「ねずみ穴」を披露。口上では27日から開催される「立秋大吉寄席」の大トリを務める噺家10人が全員出演し、会場を盛り上げた。

 上方落語協会会長の笑福亭仁智が、大トリを務める10人を「上方落語会を背負って立つ旬の噺家」と紹介すると、客席から大きな拍手が起こった。

 28日の2回目の公演で大トリを務める方正は、満員の客席を見まわし「私の師匠は月亭八方師匠でございます。弟子ですから1文字いただいて八方の『方』をいただいたんです。厳密に言うと月亭方正(つきていぽうせい)です」と自己紹介で笑わせ、続けて「本当に頑張ります。とにかく、かわいいだけの男でございますから、みなさんにかわいがっていただいて…。みなさん来てください」とアピールした。

 公演後の取材会では「僕は40歳から噺家の世界に来させていただきました。今、57歳で、噺家歴は17年なんです。17年でこの舞台に立たせていただいているということ、本当にうれしくて、ぶつかるだけです」と意気込み、同会場で行われたABCラジオの公開収録を振り返り「『御神酒徳利』をさせていただいて、ものすごくウケて気持ちよかったんです。今回は、もっとウケさせて気持ちいい瞬間を感じたい」と語った。