日本のプロボクシング興行で死亡事故が相次ぐ状況が、海外でも深刻に受け止められている。

 2日の興行では神足茂利さん(M・T)と浦川大将さん(帝拳)が試合後に救急搬送。急性硬膜下血腫と診断され、開頭手術を受けた。神足さんは8日、浦川さんは9日に死去。日本ボクシングコミッション(JBC)は10日に会見を開き、原因の調査、究明、今後の対応策の検討を進めていく方針を示した。

 これを受けて、米国の専門メディア「ボクシング・シーン」は「日本当局は、8月2日の事件に続く二重の悲劇を受けて、対応に動き出した」と題する記事を掲載した。「日本ボクシングコミッションは、国内のボクシングに対する安全性の懸念を払拭するために動いた」とした上で、JBCによる10日の会見の内容を詳報。さらに「近年、日本のボクシング界は、井上尚弥と中谷潤人という2人のスター選手の活躍により大きな成功を収めてきたが、暗い時期もあった。そして今週は、その最も暗い週の一つとなった」と伝えた。

 米国の権威ある専門誌「ザ・リング」(電子版)も「日本、同一興行で2選手が死亡 関係者が対策を約束」と速報。「JBCは、8月2日に東京で行われた同一興行で2人の選手が死亡した件について、調査を行うと約束した」と報じた。