ボクシングWBC・IBF世界バンタム級統一王者・中谷潤人(27=M・T)が6日、相次ぐリング事故の防止策として、練習段階からのMRI検査を提案した。

 この日、都内のWOWOWで行われた「エキサイトマッチSP『中谷潤人vs西田凌佑』」(11日、WOWOWライブ、WOWOWオンデマンドで放送・配信)の収録に出演した後、報道陣の取材に対応。2日の興行で同門の神足茂利が救急搬送され、急性硬膜下血腫のため開頭手術を受けたことについて、「こういう状況になって悲しいですけど、祈ることしかできない。歯がゆいですけど、戻ってきてくれることを祈って、1人でも多くの人がそういう思いを届けてもらえれば、神足君に届くと思う」と沈痛な面持ちで語った。

 また、神足と同じ興行に出場した浦川大将(帝拳)、5月には重岡銀次朗(ワタナベ)も開頭手術を受け、2023年12月の試合で救急搬送された穴口一輝さんが死去するなど事故が相次ぎ、日本ボクシングコミッションは対策を検討しているという。

 中谷は、WBCが義務付けているMRI検査を自身が継続して行っていることを指摘。「MRIを練習段階から撮る。健康状態をチームと共有しながらやるのは大事になってくる。試合もリスクは高いですけど、練習の段階からそういう傾向があるかもしれないので」と提案した。

 続けて「そういうつながりで脳の先生とも話をさせてもらって、どういう状況がダメかとか共有できる。選手自身がそういうリスクを分かっておくことで、より安全な方向に持っていけると思う。ちょっとでも頭が痛いと思ったら病院で診てもらうことも大事」と、専門家とコミュニケーションを取ることの重要性も説明した。