ボクシングの世界スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(32=大橋)の元対戦候補が、世界ランカーから陥落の危機に直面している。
井上は9月にWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦予定。その後は12月にWBAフェザー級王者ニック・ボール(英国)との対戦が計画されていたが、見送られるとの観測が強まっている。そうした中、井上の対戦相手として根強い待望論があるのが、元世界3階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)だ。
しかし、実現の可能性は限りなく低い。カシメロの地元メディア「デーリー・トリビューン」は「カシメロの評価は下がり続けている」と題する記事を掲載。「カシメロは数か月以内に、主要4団体による世界ランキング上位のリストから名前が消えるかもしれない」と伝えた。
同記事では「昨年10月以来、試合に出ていないカシメロは現在、4団体のうち3団体から評価を受けている。スーパーバンタム級のトップ15リストに、WBAだけが彼の名前を含めていない。WBCは14位、WBOは10位、IBFは7位にランク付けをしている。しかし、彼の地位は下がり始めている」と現状を指摘する。
その上で「WBCの格付け委員会メンバーであるフアン・ミゲル・エロルデ氏は『おそらく3か月以内に、彼(カシメロ)を〝活動がない〟という理由で月間ランキングから外すだろう』と語った」と報じた。
さらに「カシメロが(昨年10月に)最後に試合をした時、日本の横浜で米国人のサウル・サンチェスをKOした。しかし(カシメロは)36歳になり、日本ではサンチェス戦で体重超過による出場停止処分がまだ有効となっているため、選択肢は少なくなり、世界は狭まっている。現在プロモーターがいないため、試合に出場するのは困難だ」と厳しい見通しを記した。












