ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)が4日(日本時間5日)に米ラスベガスでWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を控える中、現地では決戦ムードが高まっている。
米専門サイト「BIG FIGHT WEEKEND」は「井上尚弥にとって3つの過酷な勝利」を特集。まず最初に、WBO世界スーパーフライ級王者として臨んだ2016年5月のデビッド・カルモナ(メキシコ)との防衛戦を取り上げた。
同記事では「井上はキャリアを通して多くの相手を圧倒し、ノックアウトしてきたが、カルモナは12ラウンドを戦い抜いた」「試合中盤、井上が右手を負傷し、残りラウンドにハンディを背負った。しかし、片手でも十分なスピードとリングIQでパンチを選び、判定勝ちした。当時、井上はこれが2度目のポイント勝利だった」と記した。
次に、WBA&IBF世界バンタム級王者だった19年11月、ノニト・ドネア(フィリピン)との最初の対戦をピックアップ。「ドネアは井上を誰よりも追い詰め、最終ゴングを聞くにふさわしい戦いぶりだった。モンスターこと井上は勝利に値したが、ドネアはWBAタイトル(WBAスーパー王座)を失ったにもかかわらず、惜しみない称賛を浴びた。井上は2ラウンド後に負傷交代(右目眼窩底骨折)を免れ、統一王者となったが、これは間違いなく井上にとって最も厳しい勝利の一つだった」と紹介した。
最後に取り上げたのは、24年5月のルイス・ネリ(メキシコ)との一戦。井上が1ラウンドでネリに喫したダウンを「井上のキャリアで最も過酷な瞬間」と表現し「ネリが井上に左パンチを叩き込み、キャリア初のダウンを奪いボクシング界を驚かせた」と記した。
その上で、同記事は「井上はほとんどの相手を圧倒してきた一方で、この3試合で歯を食いしばって苦境を乗り越えられることを証明してきた。カルデナスは、井上に試練を与えることができるだろうか? モンスターにとって、この試合は平凡な夜となるだろうか?」と締めくくった。












