ボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(5月11日、東京・大田区総合体育館)で王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)に挑戦する同級6位・井岡一翔(36=志成)が28日、都内の所属ジムで公開練習を行った。昨年7月に奪われた王座の奪回に燃える井岡は、WBA&WBC統一フライ級王者・寺地拳四朗が(33=BMB)が対戦を希望していることに「まだ現実味がない」との考えを示した。

 昨年大みそかに予定されていたが、直前にマルティネスがインフルエンザに感染したため延期となった一戦。この日、シャドーボクシングを1ラウンド披露した井岡は、調整期間が延びたことで「体力的な部分だったり、コンティションはプラスになっている。試合に向けての考え方、対策もより深く落とし込めたんじゃないかと思っている」と手ごたえを口にした。

 再戦は3戦3勝しており、強いとの声があることには「3試合しかしていないので、自分ではそう思っていない」という。だが、「再戦はお互い前回のデータベースがあるので、それを最大限に生かして違ったところを出していかないといけない。それを今までだと試合の展開にはめていけているので、前回のいいところは伸ばして、今回、新たに考えていることをはめ込んでいきたい」と再戦なりの戦い方を語った。

 また、寺地が1階級上げて井岡戦を希望していることには「まず、マルティネス選手にリベンジしてベルトを取り戻さないといけない。そこからなので、全くそういう試合を考えていないというか、まだ現実味がない」と、目の前の試合に集中することを強調した。

 今、井岡に必要なのはチャンピオンベルトだ。