セルビアで、野良犬がパン屋の店頭に設置してある機械仕掛けの彫像にすり寄り、自動でスイングする彫像の手に頭をなでてもらう動画がTikTokで拡散している。米メディア「ドードー」が先日、報じた。

 先月末、ヴェスナ・ヴコジェビッチさんがセルビアのトルステニクの街を歩いていると、胸が張り裂けるような光景が目に飛び込んできた。パン屋の前の歩道に、孤独な野良犬がいた。明らかに愛情に飢えていた犬は、自動で手がスイングする機械仕掛けの彫像にそっと寄り添い、動く手に頭をなでさせていた。かつて誰かに飼われていたのだろうか。

 ヴコジェビッチさんはTikTokにこのシーンをアップした。視聴したユーザーからは「かわいそうな犬はただ愛されたいだけなんだ」などのコメントが寄せられた。

 この動画を見たニーナ・サヴィッチさんは、居ても立っても居られなくなり、すぐに駆け付け、この犬を320キロ離れたベオグラードの自宅まで連れて帰った。

 冗談めかして「ホガール・ウジャスニ(恐ろしいホガール)」と名付けた。ホガールは最初、抱きしめられることなどを拒んだが、徐々に心を許し、今ではスキンシップが大好きになっているという。