陸上の東京マラソン(2日、東京都庁前発~東京駅前着)では、異色の二刀流ランナーも大都会を駆け抜けた。

 日体大陸上部出身の藤村美杏さんは会社員として仕事に励む傍ら、約8・4万人のフォロワーを誇るランニングインフルエンサーとしても活動している。インスタグラムではランニングに関する情報を数多く発信。東京マラソンに向けても、ランナー受付や東京マラソンEXPOの様子などを投稿していた。

 この日は序盤から順調に走り続け、自己ベストを7分以上更新する3時間40分10秒でフィニッシュした。ゴール後には「小さい頃から身近にあった東京マラソンを走れて感慨深い気持ちだった。本当は3時間40分切りをしたかったが、撮影をしていたら届かなかった(笑い)。でも自己ベストはうれしい」と頬を緩めた。

 普段は会社員として午前9~10時頃に出社。イベント時には土日に働くこともあるという。多忙な日々を過しているが、毎日のランニングは欠かさない。「嫌なことがあったり、仕事で疲れたときこそ、走ることがリフレッシュになる。走りたくないと思っても、走ったら気持ちよくなるんですよね」と笑顔を見せた。

 藤村さんは東京マラソン財団の広報として運営にも携わっており、完走後にはすぐさま同僚たちに混ざって仕事を再開。「走ったばかりなので腰が痛いです…」と苦笑いしながらも「自分が走っている時間は、仲間が仕事をサポートしてくれた。走らせてくれるのは本当にありがたいし、フォロワーさんや沿道の声援もうれしかった。仕事も全力で頑張ります」と感謝を口にした。

 最後には「元々ランニングの魅力を伝えたいと思っていて、SNSなどを通じて自分でも魅力を届けられることがわかった。もっと多くの人がランニングを好きになってほしい」と思いを語った藤村さん。今後もさまざまな形で普及活動に努めていく。