ボクシングの世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(45=フィリピン)の戦いは最終局面を迎えている。

 専門メディア「BOXINGSCENE」は2021年以降、プロの試合をしていないパッキャオについて「格闘技への熱中と断続的な興味の砂時計は終わりに近づいているのかもしれない」と報じ「殿堂入りが確実だが、パックマンはもう1回だけチャンスがあると信じている」と、世界チャンピオンへの返り咲きを狙っているという。

 パッキャオはもともとWBC世界ウェルター級王者のマリオ・バリオス(米国)とマッチメーク交渉を行っていたが、今年7月の「超RIZIN.3」で元K―1王者の安保瑠輝也とボクシングルールのエキシビションマッチを行った際に「弱点を見せたことからバリオスはアベル・ラモス(米国)との防衛戦に切り替えた」という。

 パッキャオのプロモーターを務めるショーン・ギボンズ氏は「彼はあまり準備していなかった。あれはエキシビションだった」と説明した上で「私はマニーにバリオス戦は実現するのに最高の試合だと言った。特定の人物が邪魔をしたが、その試合はまだ可能だ。(来年の)6月、7月または8月に実現するかもしれない。最後の1試合だ」と語った。

 パッキャオは来年2月からフィリピンの上院議員選挙に立候補を予定している。プロモーターは「2025年1月31日までに何か成果が得られれば戦う準備はできている」とした一方で「その後に何が起きるかはわからない。マニーなら50歳まで戦うかもしれない」とも話していたが、45歳のパッキャオが再び引退に近づいているのは間違いないようだ。