米フロリダ州の女性が、男から何度も性的暴行を受けそうになるのを撃退しながら、ピザを注文するふりをして911(警察、救急、消防の出動が必要な緊急通報用電話番号)に電話し、助かった。ボルーシャ郡保安官事務所が先日、女性とオペレーターの会話のやり取りをフェイスブックにアップした。

 10月19日午前4時、女性が911に、ピザを注文するふりをしながら、襲撃者が近くにいると暗にほのめかす電話をかけた。男がトイレに行った瞬間などにかけたようだ。もし聞かれても激高されないよう、ピザの注文を偽装したという。

 女性「ピザを注文したいのですが」
 オペレーター「911に電話をかけていることはご存じですか?」
 女性「はい、その番号に電話をかけていることは確かですが、ピザを注文したいんですが、(小さな声で)ここに閉じ込められてしまったんです」
 オペ「住所はどちらですか?」
 女性「分かりません。(小さな声で)調べてください。家に帰りたい」

 男が戻って来たのかもしれないが、女性は電話を続けた。

 女性「ペパロニピザにチーズをトッピングで」
 オペ「そこには何人いますか?」
 女性「私と彼だけです」
 オペ「男は武器を持っていますか?」
 女性「いいえ」
 オペ「男の名前は分かりますか?」
 女性「いいえ」
 オペ「あなたの名前は?」
 女性「チーズピザも追加でお願いします」
 オペ「分かりました。ケガしてますか?」
 女性「はい」
 オペ「電話を切ったふりをして、つないでおいてください。助けに行きます」

 その後、ボルーシャ郡保安官事務所は、三角測量で女性のスマートフォンの位置を特定することができた。

 現場に駆け付けた警察官のボディーカメラの映像には、野外で男が「彼女の上に乗り」、女性が助けを求めて叫び続ける中、警察官らが男に近づく様子が映っている。女性は「主よ、ありがとう。イエスさま、ありがとう」と助かったことを実感した。

 ルイス・ディエゴ・エルナンデス・モンカヨ容疑者(27)は、メキシコから米国への不法入国者だった。性的暴行未遂、暴行、不法監禁の罪で起訴された。