シンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」が、〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)との選手契約を延長していたことが27日にわかった。1月28日の有明大会では「最後の戦い」をテーマに掲げるなど同イベントからの離脱を示唆し去就が注目されていたが、チャトリ・シットヨートンCEOからのラブコールもあって翻意した模様だ。

 青木は2012年10月からONEに参戦。以降、同イベントのケージとリングを主戦場に戦い続けてきた。ところが、その契約が注目されるようになったのは今年1月28日の日本大会がきっかけだ。

 当初予定されていたセージ・ノースカット(米国)との試合を前に「世界最高峰の相手に(試合が)できるのは今回が最後だと思う」「ただ〝死に場所〟は、ここじゃない気もしている」などと発言。一方のチャトリCEOは「まだ一緒に仕事をしたい」と慰留していた。

 試合は当日にノースカット陣営のアクシデントで対戦相手がジョン・リネカー(ブラジル)に変更になるアクシデントがあったが、一本勝ち。試合後もチャトリCEOは改めて青木との選手契約延長を熱望した。

 関係者によると、直後にONE側は交渉に入ったが、試合のセコンドを務めた〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンの影響を受けたかのようにへそを曲げた青木の態度はなかなか軟化しなかったという。一時は決裂間近となりつつも、紆余曲折を経て契約に至った形だ。

 取材に応じた青木は「短期間で契約したよ」と声をしゃがれさせてうなずく。その理由を「他に行くところがなかったからだ。まあ、ONEは俺みたいな老犬にも声をかけてくれたってことだよ」と説明した。

 気になるのが次戦だ。ONEは今秋に再び日本大会を開催する予定とされるが、青木は「試合はしたくないです。いざとなったらセージ・ノースカット(ドタキャン)します」と煙幕を張った。

 交渉期間中は「無職になるかもしれないから、都知事選立候補を考えていた。おかげで今、都知事選熱が熱くなってます」という。だが一転して契約したことで「俺は立候補できない。だからここは、社長を降りた高木三四郎がいくしかないと思う。グリートしようぜ!」。意味不明なことを口走り、新宿方面に走り去った。