〝変化〟で自滅だ。大相撲春場所14日目(23日、大阪府立体育会館)、大関豊昇龍(24=立浪)が結びで新大関琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)に寄り倒されて4敗目(10勝)。優勝の可能性が完全に消滅した。

 豊昇龍は立ち合いで右へ変わり気味に動いて上手を取りにいくも、琴ノ若に寄られてズルズルと後退。最後は押しつぶされて土俵上にあおむけにされた。取組後の支度部屋では報道陣の取材に応じず、会場を後にした。

 今場所は10日目の結びで変化を見せ、佐渡ヶ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)から「大関らしい相撲を取ってほしい」と苦言を呈されたばかり。この日は先に相撲を取った新入幕尊富士(24=伊勢ヶ浜)が2敗目を喫し、自身の優勝のチャンスがつながった場面で迎えた一番だった。

 豊昇龍が再び見せた〝注文相撲〟に、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「こういう時に出る。勝ちにいってね…。これで勝ってるから、どうしても出てしまう。反省しないといけない」と手厳しかった。