スペイン1部レアル・マドリードがMF陣の〝大量流出危機〟に直面している。同国メディア「FICHAJES」は、今季にレンタル先のイタリア1部ACミランから復帰したMFブラヒム・ディアス(24)について「警報が鳴り響く」と報道。出場機会に恵まれなくなっていることから「彼の中で役割に疑問が生じるかもしれない」と、今季で退団する可能性があると示唆した。

 ディアスをめぐっては昨季まで所属したACミランが再獲得に興味を示し、イングランド・プレミアリーグのアーセナルが移籍金4000万ユーロ(約64億円)でオファーしたと報じられるなど周辺は慌ただしくなっている。特にディアスはスペイン代表にリストアップされており、今後もプレー時間の確保が必須なことから、この夏の移籍が浮上している。

 一方、こうした状況が日本代表MF久保建英(22)の去就に大きな影響を及ぼしそうだ。Rマドリードはレアル・ソシエダードに久保を売却した際、再移籍の場合に移籍金50%を得られる契約を結んだ。実質的に半額で買い戻しが可能となるため何度も古巣復帰が各メディアで報じられてきたが、久保と同じ右サイドを務めているディアスの存在が大きなポイントになっていた。

 そんな中、今季限りでディアスが退団するとなれば久保の獲得プランが再浮上するのは間違いない。特にRマドリードはクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(38)の退団が濃厚で、昨夏に加入したトルコ代表MFアルダ・ギュレル(19)にも多くのクラブからレンタル移籍のオファーが届いていることから、中盤が手薄になる可能性が高いためだ。

 地元メディアはRマドリードが今夏に久保の獲得を見送る方針と伝えているが「EL NACIONAL」は「Rマドリードは久保をリストの上位に入れている」と指摘しており、今後の動向次第では古巣に復帰が現実味を帯びてくるかもしれない。