ヘンリー王子の回顧録「スペア」の内容は「本を売るためのウソだ。薬物摂取の証拠にはならない」と連邦弁護士が主張した。英紙ミラーが24日、報じた。

 ヘンリー王子が昨年出版した「スペア」で過去にコカインや大麻、マジックマッシュルームなどの違法薬物を使用したことがあると告白したことで、米国ビザの取り消し騒動に発展していた。

 保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」が、薬物使用歴があるヘンリー王子に米国滞在ビザを与えた国土安全保障省(DHS)を訴えた裁判が23日、ワシントンDCの裁判所で行われた。

 ヘリテージ財団は「薬物使用したヘンリー王子は連邦法に基づいて米国入国資格をはく奪されるべき」と主張している。薬物使用の根拠は「スペア」の記述だ。

 DHSの弁護士ジョン・バルドー氏は法廷で、「ヘンリー王子はより多くの本を売るために薬物摂取についての主張を誇張した可能性がある」と述べた。本の記述はヘンリー王子が実際に薬物を使用したという「宣誓証言や証拠ではない」と言い、「本の中で言ったことは、必ずしもそれが真実であるとは限らない」と話した。

 英王室ファンは怒り心頭だという。あるファンはSNSで「もし弁護士が正しければ、『スペア』は完全な捏造であり、王室に対するウソと名誉毀損の本とみなされるべきだ」と記している。