映画「ゴジラ-1.0」が邦画で初めて、米アカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされた。山崎貴監督は一夜明けた24日、所属する映像制作会社「白組」の仲間たちと発表の瞬間大喜びするリポスト動画に「やりました!いやー幸せな瞬間だった」とのコメントを付け、自身のX(旧ツイッター)を更新した。
同作は今年のブルーリボン賞で作品賞など3冠を獲得。今月18日の受賞インタビューで山崎監督は、もしアカデミー賞で候補入りしたら「最大限の喜びを爆発させます」と予告していた。動画での喜びようはまさに〝爆発〟という表現がピッタリ。
同作は公開後、白組のVFX(視覚効果)クリエーターの若さと多彩さが注目を集めた。このVFX業界は、日本の若き才能の海外流出が顕著なのだが、山崎監督はインタビューで「海外に行った人、みんな大体5~6年行ってると帰ってくる」と話した。
「向こうにいるとホントにもうパートで、ごく一部の部分を延々とやらされるっていう感じらしいです。で、日本だと下手すると、ワンカット全部自分でやるみたいなことを、機会と技術とセンスがあればできる」
VFX制作のやり方が違うのだ。「歯車」「パイプライン方式」のハリウッドに対し、日本では「幸いなことに人数がものすごい少ないし、特にウチのチームなんかは監督からの距離がメッチャ近いんで、そこで自分の意見が映画を変えてくわけですよ」。
これを山崎監督は「狩猟民族(欧米人)と農耕民族(日本人)の違い」と例えた。
「狩猟民族ってそれぞれの分担、作業がカッチリしてないと食料も獲れないから、自分のパートをやるっていうことにものすごく情熱を感じる。(農耕民族の)日本は、種まいて育てて収穫してって、ひと通りを全部(みんなで)。それに優れた人間の遺伝子が残ってんじゃないかなっていうふうに思いますね」
白組の例で言えば「1人でワンカット、最初から最後まで担当すると、すごく張り切る。で、『あのカットは俺がやった』っていうことが言えるわけじゃないですか」とのことだ。












