【ニュースシネマパラダイス】
 
 どうも! 有村昆です。年始のあたりは作品や番組での共演などをきっかけにお付き合いを始めた芸能人同士のビッグカップルが結婚する、大変めでたいシーズンですよね。今年も11日に「KinKi Kids」の堂本剛さん(44)と「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さん(29)が、16日には「KAT―TUN」の中丸雄一さん(40)と元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜さん(31)がそれぞれ結婚を発表されました。本当におめでとうございます!

 そこで今回は、ビッグカップルが誕生するきっかけとなった映画として、2020年公開の「糸」を紹介します。

 本作は、中島みゆきさんの大ヒット曲「糸」から着想を得て製作された作品で、菅田将暉さんと小松菜奈さんというのちに夫婦になった2人がダブル主演しました。

 平成元年に北海道で生まれた菅田さん演じる漣(れん)君と小松さん演じる葵ちゃん。13歳で恋に落ちるんですが、大人たちに引き離された2人は東京で行われた友人の結婚式で再会を果たします。

 しかし、すでに2人は全く別の人生を歩み始めていました。さらに10年後、結婚や死別、事業の失敗などをそれぞれ経験し、平成最後の年に再会するんです。平成とともに紡がれてきた2人の運命の糸が平成最後の夜にどう結ばれるのか。壮大な愛の物語です。

 注目は菅田さん、小松さんのプライベート感です。お芝居の雰囲気や2人の距離感、キスシーンから、菅田さんと小松さんはきっとこんな感じで恋愛していたんじゃないかなという裏側が垣間見えるんです。また、初恋から描かれる2人の人生の変遷を、自分の人生にもつい当て込めてしまうところもこの作品の大きな魅力ですね。

 物語では、東日本大震災が一つの大きな転換点となるんですけど、今年は石川・能登半島で大きな地震が起きたりとお正月からつらいことが続きましたよね。暗い気持ちで迎えた年の始まりですが、それでも、我々は生きていかなければなりません。平成という一つの時代をこの映画を通して見返すことで、令和でも僕らは生きていかなければいけないんだと。自分という物語の縦の糸と横の糸が紡がれていくような、そんな強い気持ちにさせてくれる作品でもあります。さまざまな要素の詰まった魅力的な映画ですので、この機会にぜひご覧ください。