大みそかの格闘技イベント「RIZIN.45」(さいたまスーパーアリーナ)で、YAーMAN(27)に判定3―0で勝利した平本蓮(25)が試合運びを反省しつつ進化を誓った。

 3ラウンド(R)に渡りスタンドの攻防で試合をコントロールした平本は、試合を通じて的確な打撃を相手の顔面にヒットさせた。しかし、決定打がなく総合格闘技(MMA)で初めてのKO勝ちは手にできなかったとあって「(YA―MANは)めちゃくちゃ打たれ強くてゾンビだなって…。でも、勝って良かったです。この試合だけは勝ちたかった。しょっぱい試合になっちゃったんですけど、練習量を増やして戻ってきます。自分の中で勝ち切れたのは良かったです。(勝因は)覚悟の違いですね」と振り返った。

 それでも的確なパンチをヒットさせ続けたことに「自分のボクシングを信じたって感じっすね。朝倉未来にはできないボクシングテクニックだったかなって」としつつ、殴り続けた左手について「多分ヒビが入っていると思う」と自らもダメージを負ったとした。

リングサイドで大会を見守った朝倉未来(右)
リングサイドで大会を見守った朝倉未来(右)

 今後に向けて「この勝利をかみしめて、もっとレベル上がっていけたらなって。クレベル(コイケ)と斎藤(裕)選手の試合を見て、もっと強くならないといけないなって。MMAファイターとして進化していけたらいいなと思います」と力を込めた。

 今大会は練習仲間の篠塚辰樹、安保瑠輝也、三浦孝太、弟・丈とのチーム「BLACK ROSE」を結成して臨んだ。結果は篠塚が冨沢大智に、丈がYUSHIに勝利して安保が久保優太に、孝太が皇治に敗れたが「長い一日が終わったなって。自分が勝って締められて安どしているというか」とため息。

 さらに「孝太と安保は残念だったけど、なにかに立ち向かっていく雄姿というか、自分のかっこよさに誇りを持ってほしい。安保は男だと思います。僕もデビュー戦、ボコボコにやられたんで。MMAの面白さを分かってもらえたかなって」と言葉を送った。

 反骨の男たちが結成したチームは新年から格闘技界に嵐を呼びそうだ。