東京都内の税務署で働く女性職員3人がホストクラブでの飲食代を稼ぐためなどの理由で風俗店勤務や「パパ活」をしていたとして26日、無許可兼業で停職1~3か月の懲戒処分となった。3人とも依願退職している。税だけでなく男性から別のモノもしぼり取っていたわけだが、税務署職員がどうしてホストにハマってしまったのか。

 実は悪質ホストは巧妙で、女性客は“洗脳”され、だまされていることに気づけないシステムになっているのだという。元ホストは「女性を洗脳して、相談できる交友関係も断ち、担当のホストクラブでしかお金を使えないようにクロージングするのです」と明かす。

 女性の“本指名”ホストが“王子様”として存続するため、仲間のホストがチームプレーで支える仕組みができている。

 まず、売り上げを伸ばすために高額の注文をさせるようにあおる。本指名ホストが他の卓で接客中、女性のテーブルで接客する“ヘルプ”のホストが「王子が接客中の別卓のお客さまがシャンパンタワー入れたから、王子は姫の卓に戻れないんだよ。姫もシャンパンタワー入れて、王子を席に呼び戻そう」などと、女性の嫉妬心をあおって、本指名ホストの売り上げに貢献する。

 女性が嫉妬心のほか、本指名ホストからの扱いに不満を抱き、精神的に不安定化して友人や親族に愚痴を漏らしたり相談したりするのを阻止し、ホスト通いを継続させるための“相談役”ホストもいる。他に“いじられ役”“お笑い芸人系”“飲み担当”らが女性の不安、不満を解消するために女性を笑わせたり、サンドバッグ役になったりする。

 そして、本指名の売り上げにより貢献させるべく、高収入女性に成長させる“仕事あっせん役”のホストがいる。「スカウトマンと兼務したり、スカウト会社と提携したりして、稼げる風俗、AVなどの仕事をあっせんします。最近は手っ取り早く、パパ活、立ちんぼなどに流しています」(同)

 女性の異変に親族や友人が気づくのは、法外な金額の売り掛け返済に困った時か、事件が起きた時だという。