東京都内で開かれたイベント会場で販売されたマフィンを食べて体調不良の訴えがあった騒動で19日までに、マフィンから食中毒の原因となる細菌が見つからなかったことが分かった。マフィンを分析した目黒区保健所は販売した店舗への行政処分を見送った。

 回収対象は11月11日から12日にかけて東京ビッグサイトで開かれた「デザインフェスタ」に出店していたブースで販売されたマフィン約3000個。一部の商品で糸を引き、納豆のようなにおいがするという申し出や体調不良の訴えがあったとされる。

 目黒区保健所の担当者は分析の結果、「食中毒菌は見当たりませんでした」と話し、体調不良とマフィンの因果関係は断定できないと明かした。マフィンに体調不良の原因があれば、通常はノロウイルスなどが検出され特定できるものだという。行政処分はないが、指導は行うことになる。

 SNSではマフィンが糸を引いている動画が出回るなどしたため、糸引きマフィンと呼ばれてきた。分析したのは15個というが、状態はどうだったのか。同担当者は「商品の種類によって差があるのだと思います。ニオイも感じませんでした」と、それほどひどいものはなかったと指摘。販売されたマフィンは9種類あった。

 一方、販売店側も19日付で公式サイトにて、結果を報告。「目黒区保健所より、本件事故につき、食中毒と断定できないとの調査結果の説明を受けました」としている。以前、同サイトでは「営業再開の予定はございません」としていたが店舗はどうするのか。

 同担当者は「廃業届は出ておりません。お店をやる、やらないということは聞いておりません」と話した。