国民民主党の前原誠司衆院議員が30日、同党に離党届を提出。その後、国会内で会見を開き、新党「教育無償化を実現する会」結成を表明した。

 同会は代表に前原氏、副代表に嘉田由紀子氏、幹事長が徳永久志氏、政務調査委会長に斎藤アレックス氏、国対委員長は鈴木敦氏の計5人でスタートする。

 冒頭、前原氏は「ワンイシューで協力する政党ではなく、政策本位で非自民・非共産の野党協力、野党結集を進めていき、政権交代の選択肢をつくりたい」と意気込みを語った。

 国民民主への離党届は会見前、前原氏と国民民主の4人が榛葉賀津也幹事長に離党届を提出したが受理されなかったとして、離党届を内容証明郵便で送付したという。

「榛葉幹事長には4名で(離党届を)持参した。その時に(衆議院会館事務所で)『ピンポン』と鳴らしたら、ご本人が出てこられて離党届を出そうとしたら『これはちょっと』ということで扉を閉じられた。我々は離党届が党への手続きと思っていた。受理されなかったのは極めて遺憾であると思っている。玉木代表にはまだ離党の話はしてない。離党届が受理されないことも含めて、話さなくてはいけないと思っています」(前原氏)

 正式な新党結成は、党内手続きが終わった後になり、現在は政治団体としての位置づけとなる。

 前原氏は9月に行われた国民民主の代表選に立候補したが、玉木氏との一騎打ちバトルに敗れている。代表選後は両氏で握手を交わし「ノーサイド」としたが、なぜこのタイミングでの離党に至ったのか。

 前原氏は「私は政治家になることが目的ではあってはいけないし、衆議院議員を目的化してもいけないと思っている」とした上でこう説明した。

「私は日本の失われた30年をどう回復していくのかが大きな課題です。それを考えた時に今の国民民主党でできると信じてやってきましたけども、代表選挙の後は特にですね、トリガー条項も含めて自公国の流れが強くなった。また、執行部の内部では、自民党との連携というものを隠さない状況になってきている。(新党表明は)野党として頑張ってくれと考えている国民民主の支持者に対して、素直に応えることができるのではないかと思います」と説明した。