【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】10月19日第2試合 南4局0本場=萩原聖人(雷)、渡辺太(ド)、多井隆晴(A)、魚谷侑未(フ)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。今期新加入の(渡辺)太選手はネット麻雀界では超がつくほどの有名人で、天鳳位を3度も獲得した実績の持ち主です。プロ入りしたのは今年2月と最近ですが、その実力はプロの間でも折り紙付きで、Mリーグの舞台でもギリギリまで攻め込み、胆力ある麻雀を見せてくれています。初トップを取った試合のオーラスで、それを象徴する一打がありました。

 2着目の多井選手と5200点差のトップ目で迎えたオーラスの4巡目、リャンメンチーから動き出します。赤ありのMリーグルールだと比較的簡単に5200点差はまくられてしまうので、自分で勝負を決めに行きました。さらに4萬もポンして一向聴となったところで親の魚谷選手からドラ5索と北のシャンポン待ちでリーチが入りました。

 太選手はリーチの3巡後に2筒を引いてテンパイ。ただ索子は468の形で、テンパイを維持するためにはカン5索かカン7索か選ばなければなりません。直前に8索が通っており、多くの人が現物8索を切ってカン5索となりそうですが、ここで選んだのは驚きの4索切りカン7索待ちでした。

選んだのは4索切り
選んだのは4索切り

 なぜ現物ではない方を切ったのでしょうか? 4索の危険度を考えると、まず1索は通っており14索はありません。47索は6索のワンチャンスで、仮にその場合はドラが5索ということから6索はもっと先に出ているケースが多く、リーチ宣言牌にはあまりならなそうです。また4索は自分の目から3枚見えているのでシャンポンに当たることはありません。そう考えると4索は無スジとはいえ、当たるケースが限定されている牌なのです。

 一方、自分の待ちのアガリやすさではドラのカン5索よりカン7索の方が上です。5索はドラのため所在がわからず、脇からの出アガリは絶望的です。多井選手が早めに9索を切っていて、7索は捨て牌から残っていてもおかしくなく、まさか危険牌をわざわざ切ってカン7索に受けていると思えないので、他からの出アガリも期待できます。太選手は4索切りで少しのリスクを先に背負って、アガリをマックスにしたのです。

 結果は魚谷選手が5索をツモり倍満のアガリとなりましたが、この4索切りは理屈では分かっていてもなかなか打てない一打でした。

 続く南4局1本場は全員がノーテンで、トップを決めた太選手が感極まった様子も印象的な半荘でした。

感極まる表情の太選手
感極まる表情の太選手