果たしてこれは煙幕なのか――。2年連続Bクラスからの巻き返しを図る巨人は24日に東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を行った。26日のドラフト会議に向けて1位候補の絞り込みを行ったが、結論は当日まで持ち越されたという。
阿部慎之助新監督(44)も参加した会議後、報道陣に応対した吉村禎章編成本部長(60)は「スカウト全員が活発な意見を出してくれたというところで、今日のところは終わりました」と話し、注目のドラ1について「まったく決まりません。レベルが本当に高い選手が多いプレゼンだったので、まだまだどうしようかと。(ドラフト)当日までにもう1回みんなでじっくり考えてというような結論に達しました」と説明した。
昨年は浅野のドラ1指名を9月下旬までに決めたことを考えればまさに〝異常事態〟。もっとも、実際はドラ1が決まっていても煙幕を張っている可能性も十分あるが…。
球団関係者は「ドラ1で即戦力投手を獲れるかどうかが、来季の戦い方を大きく変えるので仕方がない」とチームの慎重姿勢に理解を示した。
「それだけ今は補強で苦労している証拠。FAで補強したくても資金力で勝る他球団に勝てないし、外国人も実際にプレーするまで日本で成功するかどうかは分からない。チーム強化でドラフトが占める割合はどんどん大きくなっている」(同)
実際、今季もケガ人や体調不良による離脱が続いた9月3日のDeNA戦(横浜)で浅野ら支配下新人6人全員が出場選手として登録されており、〝新人頼み〟の傾向は年々強くなっている。
もちろん今年のドラ1候補に同レベルの大学生投手が数多くいることも戦略に大きく影響している。24日時点でドラ1を公言しているのは広島の常広(青学大)、西武の武内(国学院)の2球団だけ。巨人の「隠密ドラフト」は吉と出るのか。











