平和運動家で牧師の故岡正治氏が生前に性暴力を振るっていたことが明らかになったことを受けて、長崎県長崎市にある「岡まさはる記念長崎平和資料館」が11日に記者会見を開いた。
資料館公式サイトによると、「故・岡正治が、生前、性暴力に及んでいたことが、被害者の方の証言により明らかになりました。理事会の中には2020年の時点で情報を得ていた者がいたにも関わらず、対応がこのように遅れたことについて、資料館として深く謝罪いたします」という。
岡氏は朝鮮人被爆者の実態調査をしたことで知られており、長崎市議会議員も務め、1994年に75歳で亡くなっている。資料館公式サイトによると「岡さんは常に弱者の立場、差別され、虐げられる人々の立場に立ち、行動していました」と弱い立場の人に寄り添う活動をしていた。
被害女性は当時記者で、20年にネット上で岡氏の名前を出さない形で被害を訴えていた。女性を含め複数で岡氏の自宅を訪れた際に羽交い締めにされるなどの性暴力があったという。
資料館は対応の遅れについて、「その背景には、権威ある男性を疑わず被害者の証言を重大に捉えなかった、自分達の内面化された性差別意識やジェンダーバイアスがあったと、自覚しなければならないと思います」と説明している。
資料館を運営するNPO法人の崎山昇理事長は会見で「被害者の方の思いに寄り添った形で対応し、資料館として再出発をしたい」と話した。
資料館は名称の変更も考えているという。まるで昨今話題のジャニーズ問題を思い起こさせるではないか。ジャニーズ事務所と同じく加害者の名前を資料館に使うわけにはいかないというわけだ。
メディア関係者は「ジャニーズ問題をきっかけに過去の性暴力が改めて検証されるケースが今後は増えそうです」と指摘しているが、どうなるか。












